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埋もれている価値ある活動発見 デミーとマツの土木広報大賞

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▲デミーとマツ土木広報大賞

 土木の魅力を広く伝えることを目指した活動を展開している〝噂の土木応援チームデミーとマツ〟は、公益社団法人土木学会の後援を受けて『デミーとマツの土木広報大賞』を創設する。6月1日から2020年の募集を開始する。

 土木学会の土木広報大賞を2年連続で受賞したデミーとマツが、本年度は土木学会の広報大賞が行われないことを知り、盛り上がった土木広報の灯を絶やさないよう、独自に開催することを決めたもの。20年5月31日までに全国で行われた土木広報活動を、団体・個人の実施に関係なく、自薦他薦問わず広く募集する。ただし、デミーとマツが関係した活動や、土木学会の土木広報大賞を受賞した活動は除く。

 応募は、▽デミーとマツ事務局(dobokugo@gmail.com)宛てに、活動が分かるURLを送信▽SNS(Twitter、facebook、Instagram)に、活動が分かるURLと〝#デミマツ土木広報大賞2020〟を記載して発信―の2パターンで受け付ける。このほか、デミーとマツがウェブ上から候補者を独自に選定する。

 SNSによる市民からの他薦や、デミマツが独自に選定することで「埋もれている価値のある活動を見つけ出したい」考えだ。

 応募の締め切りは7月31日。寄せられた活動は、デミーとマツのチームメンバーが、最優秀賞1件のほか、優秀部門賞(ウェブ・SNS、図書・雑誌、イベント、写真・映像、キャラクター・グッズ)各部門1件程度を選定。10月1日に受賞者を発表する。

 受賞者には表彰状を贈るほか、活動内容をデミーとマツのホームページやFacebookなどを通じて幅広く発信する。表彰式は11月18日の土木の日にウェブ上で行う予定。詳細はデミーとマツのホームページ(https://doboku.wixsite.com/index)に掲載。来年度以降は、土木学会による広報大賞の開催状況などを踏まえて、実施を検討する。

 デミーとマツは、一般社団法人ツタワルドボクのメンバーである出水享長崎大学技術職員(デミー)と松永昭吾(株)インフラ・ラボ代表取締役(マツ)の二人の博士(工学)を中心に、2016年からボランティアで活動を開始。チームメンバーはカメラマンやイラストレーターなど5人。これまでに九州全域で土木体験イベントや、高専・高校・学童保育での出前講義を実施。ことし3月11日には、全国の子ども向けにウェブ講義も行っている。(地方建設専門紙の会・建設新聞社)