宮崎市は5月29日、指名競争で「宮崎市し尿処理施設運用基本計画等業務委託」の入札を執行する。し尿処理施設の効率的な施設運用を行うため、▽し尿処理施設等運用基本計画策定業務▽長寿命化計画策定業務▽広域化・共同化計画検討業務―を委託する。委託期間は2021年3月15日まで。税抜の公表価格は1618万7000円。
公共下水道等の普及に伴い、し尿及び浄化槽汚泥搬入量が減少傾向にある中、稼動年数の経過とともに老朽化が進むし尿処理施設を効率的に運用していくため、運用基本計画等を策定する。計画施設は、宮崎市衛生処理センター(大字田吉・処理能力107㌔㍑/日)と宮崎市佐土原クリーンパーク(佐土原町下田島・同43㌔㍑/日)の2施設。
運用基本計画策定業務では、両施設が抱える課題や今後の搬入量の推移見通しのほか、施設の合理性や維持管理性、経済性、下水道計画との関連性を踏まえ、市全域に於ける最適なし尿処理方針を決定するため、し尿処理施設等運用基本計画を策定する。
長寿命化計画策定業務では、し尿処理施設等としての機能に留意し、長期的に稼動させるため、補修履歴や現状を把握し、効果的な整備による施設の安全性・信頼性の向上、長寿命化及び大規模改修等に係る費用等を縮減した長寿命化計画を策定する。
広域化・共同化計画検討業務では、し尿処理施設と公共下水道の広域化、し尿処理施設の長寿命化の比較検討を行い、計画処理区域内のし尿等を適正に処理するために必要な施設の基本事項を定め、し尿処理施設と公共下水道の統廃合の検討する。