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工事書類簡素化で説明動画、ガイドライン解説 宮崎県

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▲説明動画の一場面

 宮崎県は、今年4月に改正した工事書類簡素化要領と工事書類簡素化ガイドラインの内容を解説する動画を作成した。新型コロナウイルス感染症の影響により、各地区で開催を予定していた説明会を中止したため、動画を通じて制度の周知を図る。動画時間は約34分。会社や職場での研修等に活用してもらう。

 合理的な施工管理や品質確保、現場技術者の負担軽減などを目的として、県は2009年度に工事書類簡素化の試行を開始。要領の一部改正や意見交換・ワーキンググループの設置を経て、20年4月に要領の大幅な改定を行うとともに、受発注者双方に簡素化する内容を分かり易く示したガイドラインも策定した。

 対象は、環境森林部、農政水産部、県土整備部(営繕課所管工事を除く)の公共三部が所管する建設工事。要領の改正前から継続中の工事に関しても、特に支障がある場合を除き、原則として新たな要領を適用する。

 動画では、施工の際に作成する89種類の主な工事書類のうち、今回の要領改正で24種類の工事書類を簡素化したことを説明。ガイドラインに示す作成不要の書類は、例え作成・添付したとしても工事成績で評価しないことを注意し、ガイドラインの内容に沿って削減・軽減できる工事書類を具体的に紹介している。

 説明動画は宮崎県のホームページhttp://www.pref.miyazaki.lg.jp/gijutsukikaku/shakaikiban/kokyojigyo/20200308110305.htmlで確認できる。また、4月に改正した工事書類簡素化要領や工事書類簡素化ガイドラインのほか、工事書類簡素化一覧表、工事書類の簡素化方針、特記仕様書記載例も宮崎県のホームページからダウンロードできる。