国土交通省は、新技術活用システムのテーマ設定型で、「水中点検ロボットを使用したコンクリート堤体の水中点検技術」の公募を開始した。応募の締め切りは6月19日。応募した技術の現場実証結果を「技術比較表」にまとめ、発注者が採用を比較・検討できるようにする。
国交省が所管するダムの堤体については、管理開始後30年をめどに総合点検を実施する。堤体上流の水中部では、潜水士による水中点検の過酷さが問題になっており、ロボット技術の実装を加速し、点検作業の効率化を目指す。選定された技術は、10~11月に大渡ダム(高知県)で現場実証を行う。現場実証の結果を技術比較表にまとめる。