宮崎県舗装協会(河野孝夫会長)は、2019年度の事業及び決算、20年度の事業計画案及び予算案、役員改選案を決定した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今年度は通常総会や表彰式の開催を取り止め、書面審議で会員の同意を得た。任期満了に伴う役員改選では、河野孝夫氏を会長に再選した。
19年度の事業報告では、会員アンケートを基に入札制度や工事施工、予算確保に関する県土整備部本課や土木事務所との意見交換会を開催したことを説明。資格取得のための講習会のほか、建設業の中長期的な担い手の確保を目的に、宮崎県産業開発青年隊に対する出前講座などを開催し、好評を得たことを説明した。
20年度の事業計画では、近年、梅雨前線や大型台風による風水害が多発し、南海トラフ巨大地震の発生も懸念されるなど、災害対応力の強化が急務であること、また、若手の人材確保など建設業界を取り巻く環境が依然として厳しいことを踏まえ、協会の存在を高めつつ、会員の経営安定に資する事業を展開する。
具体的には、受注機会の確保に向けた関係機関との意見交換や陳情活動の実施、技術の研鑽及び資格取得のための研修会・講習会の開催、会員相互の連携強化と情報交換・意見交換、九州沖縄各県の舗装協会との連携強化及び情報交換、宮崎県産業開発青年隊への出前講座や企業ガイダンスの開催、防災訓練などに取り組む。
一方、協会表彰規程に基づく20年度の会長表彰は、優良技術者表彰を▽山下秀樹氏(大淀開発)▽竹田知巳氏(旭洋建設)▽駒山広志氏(藤元建設)▽十川健一氏(宮前建設)▽黒木孝教氏(前同)▽鳥井美三男氏(山本組)―の6人、優良若年技術者表彰を遠山裕人氏(あさひ産業)と飯干真敏氏(大淀開発)の2人が受賞した。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=河野孝夫(日新興業)
▽副会長=柳橋恒久(富岡建設)、児玉清和(旭洋建設)
▽理事=堀之内芳久(大淀開発)、井上和俊(森都工業)、桑原常雄(桑原建設)、藤元建二(藤元建設)、松岡重孝(坂口建設)、木下裕介(旭道路)、吉田昭彦(大洋建設)
▽監事=木場智彦(木場組)、岡﨑勝信(岡﨑組)。