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花立工務店が1.1億で落札 道の駅くしま情報施設棟

 串間市は5月19日、「中心市街地まちづくり事業道の駅くしま(仮称)建築主体工事1工区」の入札を執行し、花立工務店が1億1050万円で落札した。道の駅くしまの整備にあたり、情報施設棟の建築主体工事と物販・飲食棟の地盤改良工事を施工する。工期は約10カ月。税抜の予定価格は1億1281万8181円だった。

 JR串間駅西側(西方5503-1外)に整備する道の駅くしまは、市民及び道路利用者に良好な休憩場所を提供するとともに、地域情報の発信や地元産品の販売等を通じて、地域の活性化に寄与するもの。あわせて、市民や観光客等の来訪者の交流促進を図り、地域の防災拠点や市民の福祉向上としての機能を発揮することも期待する。

 敷地内には、地元産の新鮮食材やこれを活用した料理を提供する「物販・飲食棟」、市民向けの生活情報から観光案内まで情報発信の起点と位置付ける「情報施設棟」、会議や勉強の場として幅広い年齢層に活用してもらう「市民交流棟」、各種イベントを開催する屋根付の「イベント広場」のほか、駐車場や緑地、外構等を整備する。

 現時点の計画によると、今年度は物販・飲食棟(木造平屋建延床面積1136m2)と情報施設棟(木造平屋建延床面積247m2)を整備する方針。建築主体工事と設備工事は分離発注とし、さらに建築主体工事も各施設の躯体と内装・仕上に分割する考えでいる。両施設の完成後、2021年春頃に施設をプレオープンする予定でいる。

 残る市民交流棟とイベント広場は22年度に整備を行い、22年度中のグランドオープンを目指す。施設整備に係る実施設計は宮崎設計が担当した。