宮崎県は５月１９日、条件付一般競争入札で行う「山之口運動公園造成工事」のうち７件を公告した。２０２６年に本県で開催される国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会に向けて、大会の主会場に位置付ける陸上競技場を整備する山之口運動公園(都城市山之口町)に於いて、公園区域拡張に伴う造成工事などを施工する。
各工区の施工面積は、１工区が１万９９２５m2、２工区が１万６０３６m2、３工区が２万３３４１m2、４工区が１万４５５８m2、５工区が１万６５５８m2、６工区が１万６９７４m2、９工区が１万９２０４m2。工期は、１工区と２工区が２０２１年１０月３１日まで、その他が２１年１２月３１日までを予定する。
入札の主な参加要件は、宮崎県の入札参加資格認定を受けている者のうち、土木一式工事の特Ａ級に格付され、宮崎県内に建設業法第３条第１項に規定する主たる営業所(本店)を有していること。このほか、２００５年度以降に完成した国・都道府県・市町村発注の土木一式工事を元請として施工した実績などを求める。
当該工事では入札参加資格の制限を行う。落札決定順位が上位の工事の落札者となった者は、落札者となった時点で下位の工事の入札参加資格が無いものとし、下位の工事の落札者となることはできない(落札決定順位は上位から９工区→５工区→４工区→６工区→３工区→１工区→２工区)。
入札は施工体制評価型総合評価落札方式(特別簡易型)で行い、低入札価格調査制度を採用する。また、地産地消(県内企業活用)の評価対象工事、ＩＣＴ活用工事(土工・施工者希望型)、工事写真及び工事完成図の電子納品、情報共有システム活用、建設現場における快適トイレ設置、週休２日の試行対象工事とする。
設計図書は公共事業情報サービスで閲覧・ダウンロードできるほか、都城土木事務所で閲覧・貸出を行う。質問は電子メールで受け付け、公共事業情報サービスに回答を掲示する。技術申請書は５月１９日～５月２９日に都城土木事務所へ持参または郵送する。６月８日～９日に入札書を受け付け、６月９日に開札する。
宮崎県の発注見通し(５月時点)によると、土砂掘削・盛土や残土処理を施工する７工区及び８工区は、第２四半期に条件付一般競争入札で工事を発注する予定でいる。
各工区の工事概要は次のとおり。
▽１工区(施工面積１万９９２５m2)＝切土工３万３８５５m3、盛土工６６４１m3、ブロック積工５１３m2
▽２工区(施工面積１万６０３６m2)＝切土工３万２４６６m3、盛土工３０２９m3、ブロック積工１７８m2
▽３工区(施工面積２万３３４１m2)＝切土工４万２５９７m3、盛土工３万２３４７m3、ブロック積工５９m2
▽４工区(施工面積１万４５５８m2)＝切土工４万０４９１m3、盛土工２万１９４８m3、ブロック積工１７６m2
▽５工区(施工面積１万６５５８m2)＝切土工２万７１６５m3、盛土工１万９８２６m3、ブロック積工１６０m2、地下式調整池１基
▽６工区(施工面積１万６９７４m2)＝切土工５万４３２９m3、盛土工３万５１５８m3
▽９工区(施工面積１万９２０４m2)＝切土工２万６３４６m3、盛土工２９３９m3、法面保護ブロック工２９８７m2、ボックスカルバート２２．１ｍ。