西日本建設業保証株式会社宮崎支店が前払保証に基づきまとめている宮崎県内の公共工事動向によると、2020年4月に同社が取り扱った公共工事の請負金額の合計は163億0100万円で前年同月比84.3%増、件数は181件で同23.3%減となった。前年度から継続するトンネル工事や庁舎建設工事の影響で、請負金額は大幅に増加した。
4月の発注者別の請負金額は、国が10億0500万円(前年同月比173.6%増)、独立行政法人等が1億1000万円(同84.2%減)、県が55億5600万円(同37.8%増)、市町村が96億2800万円(同168.8%増)で、独立行政法人等のみ前年同月比で減少した。その他の公共的団体は該当が無かった。
地区別の請負金額は、宮崎地区(7億6100万円、前年同月比12.8%増)、串間地区(14億6000万円、同661.4%増)、都城地区(34億1600万円、同68.3%増)、西都地区(46億6200万円、同904.0%増)、高鍋地区(6億2400万円、同14.8%増)、日向地区(30億0100万円、同394.0%増)、西臼杵地区(8億5700万円、同30.5%増)の7地区で増加。
一方、日南地区(6億3800万円、同11.5%減)、小林地区(9600万円、同87.5%減)、高岡地区(2200万円、同96.6%減)、延岡地区(7億5100万円、同50.7%減)の4地区は減少した。
大型工事では、国土交通省宮崎河川国道事務所の東九州道(清武~北郷)芳ノ元地区改良(18工区)工事[対象額2億4300万円]、宮崎県の国道219号岩下工区(仮称)岩下トンネル工事[同9億9600万円]、同じく地方創生道整備推進交付金事業(開設)高千穂・日之影線(4-4工区)[同3億8600万円]などがあった。
《発注機関別の内訳》