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工藤勝利氏を会長に再選 宮崎県法面保護協会

 一般社団法人宮崎県法面保護協会(工藤勝利会長)は5月15日、宮崎市内で2020年度「第24回定時総会」を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、総会は会員から委任された理事ら少人数で開催し、20年度事業計画及び収支予算などを確認した。任期満了に伴う役員改選では、工藤勝利氏を会長に再選した。

 20年度の事業計画では、「法面保護工事の社会的使命を深く認識し、本県の特性に応じた法面工法の確立及び普及促進に関する事業を行い、もって県土の保全及び自然との調和のとれた環境の創造に寄与する」と定めた協会の基本方針に基づき、適切な会の運営や各委員会を中心とした様々な事業活動を展開することを確認した。

 具体的には、会員加入の促進や社会貢献活動の実施、法面保護工技術研修会や工事現場技術研修会などの開催、ロープ高所作業に係る特別教育の実施、国道及び県道の法面危険箇所の点検、現場の安全確保を図るための年2回の安全パトロールの実施、現場代理人等を対象とした実務者労働安全研修会の開催に取り組む。

 また、県北・県央・県南・県西の各地区の出先機関に対して、法面工事の早期発注や協会員の受注機会の拡大等に関する要望活動を行うとともに、法面保護工事の設計及び施工上の課題等をテーマとして、県本課との意見交換会を開催する。通常総会や役員会を通じて、九州法面保護協会連絡協議会との連携強化も図る。

 一方、20年度の会長表彰は、永年勤続表彰を▽矢野陽三氏(大和開発)▽石井芙実隆氏(光技術開発)―の2人、功績技術者表彰を▽田端清氏(工藤興業)▽木下哲治氏(旭建設)▽齊藤竜徳氏(鴟尾興業)―の3人、現場代理人表彰を▽沓名家寛氏(吉原建設)▽甲斐裕史氏(前同)▽工藤勝彦氏(叶工業)―の3人、若手技術者表彰を▽池田祐真氏(岡﨑組)▽谷口竜王氏(谷口組)▽石村禎崇氏(五幸建設)―の3人が受賞した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=工藤勝利(工藤興業)
▽副会長=河野裕介(五幸建設)、柳橋恒久(富岡建設)
▽理事=山﨑司(山崎産業)、黒木俊光(光技術開発)、西條隆雄(西條組)、中川靖浩(鴟尾工業)、工藤哲二(同盟建設)、吉原政秀(吉原建設)、岡田健了(宮崎県生コンクリート工業組合)
▽監事=藤原宣弘(興梠建設)、荒川福男(荒川建設)。