帝国データバンクは、4月の全国企業倒産集計をまとめた。建設業の倒産件数は、前年同月比10.7%増の124件と8カ月連続の増加。倒産件数が8カ月連続で増加するのは、14か月連続の増となった2008年1月~09年2月以降では最長となる。
4月の業種別の倒産件数は、総合工事業が2.0%減の49件と前年同月を下回ったが、職別工事業が31.7%増の54件と大幅に増加した。設備工事業の倒産件数は前年同月と同じ21件だった。
全産業の倒産件数は16.4%増の758件、負債総額は54.3%増の1614億円だった。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う売り上げの減少で、小売業が27.5%増の190件と全7業種で最も倒産件数が多かった。