延岡地区建設業協会(山﨑司会長)は５月１１日、延岡建設会館で２０２０年度「第５９回通常総会」を開催した。総会では、１９年度の事業報告及び収支決算、２０年度の事業計画案及び収支予算案を承認。任期満了に伴う役員改選では、新たな会長に木村健一氏を選出し、前会長の山﨑司氏は相談役に就いた。
挨拶で山﨑会長は、在職期間中における建設業界の動向を振り返り、公共工事設計労務単価の引き上げに伴い、単価がピーク時に戻りつつあることや、担い手三法に基づく様々な改革に取り組んだこと、働き方改革推進の一環として、受発注者が一体となって毎月第２土曜日の現場一斉閉所などに取り組んだことを説明。これらの取組みに対する会員及び関係者の尽力に対して感謝の意を示した。
２０年度の事業計画では、地域に根ざす建設業として、地域の発展を支えるとともに、市民の安全・安心を守るため、公共工事の予算額・工事量の確保や早期発注・平準化発注、適正工期の確保、地元優先発注、建設資材の供給並びに価格安定対策の促進などを関係機関に対して求めていくことを確認した。
このほか、▽維持補修工事への対応の促進▽地域社会に貢献する建設業の推進▽建設業の戦略的な広報活動等イメージアップの推進▽災害時等における安全・安心の確保への取り組みの推進▽福利厚生事業の推進▽労働安全・交通安全対策の推進▽経営の近代化、合理化の促進―などに取り組むことも確認した。
総会に先立ち行われた表彰式では、会員表彰及び従業員表彰の受賞者(後記参照)に対して、山﨑会長から表彰状と記念品が授与された。
＊新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長＝木村健一(木村産業)
▽副会長＝盛武一則(盛武組)、佐藤雄二(不二建設)
▽理事＝河野孝夫(日新興業)、湯川鶴三(湯川建設)、森龍彦(上田工業)、野脇雅秀(野脇建設)、高橋猛(高橋建設)、浜田清隆(浜田建設)、小野陽平(東栄建設)、田邉博貴(田邉建設工業)、伊東寿長(伊東組)、髙見芳忠(髙見工務店)、甲斐司(司建設)、高橋拓男(吉本建設)
▽監事＝伊東宏祐(伊東建設)、児玉隆(児玉建設)
▽相談役＝山﨑司(山崎産業)
＊表彰受賞者は次のとおり(敬称略)
▽優良会員表彰＝不二建設、東栄建設、平尾組、奈須組、双葉建設、八作建設、髙見工務店、湯川建設、吉本建設、赤木建設、隅田組、上杉エンジニアリング、田邉建設工業
▽優良従業員表彰＝尾崎幸誠(八作建設)、松田伸一朗(山崎産業)、小林新栄(豊松建設)、西山昇(岡田工業)、児玉安弘(東栄建設)、土田郁夫(湯川建設)、三雲豊(前同)。