小林地区建設業協会(河野与一会長)は、２０１９年度の事業経過及び収支決算、２０年度の事業計画及び収支予算等を決定した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今年度は通常総会の開催を取り止め、書面決議で会員の同意を得た。任期満了に伴う役員改選では、河野与一氏を会長に再選した。
２０年度の事業計画では、地域の活力と雇用を支え、安全・安心の守り手でもある建設業がその役割を果たすため、経営基盤の強化や経営の安定化を図る重要性を指摘。関係機関に安定的・持続的な事業量の確保や適正な予定価格の設定に伴う利潤の確保を求めると同時に、働き方改革の推進や生産性の向上に努める。
重点施策には、▽ダンピング受注及び不良不適格業者の排除▽公共工事予算の長期的な確保、早期発注・平準化発注の要望▽適正な企業評価と入札制度等への対応・要望▽労働災害未然防止のための安全対策の推進策▽技術力の向上と人材の確保、定着対策の推進▽地域貢献活動の推進▽働き方改革の推進―などを掲げた。
２０年度の会長表彰は、優良工事現場代理人・担当主任(監理)技術者表彰を▽畠田勝美氏(八重尾産業)▽川野孔聖氏(前同)▽小園孝久氏(小園建設興業)▽星指一茂氏(コスモ緑化建設)▽棈松淳一氏(原工業)▽後藤浩太氏(後藤組)▽留野誠氏(前同)▽長田透氏(山本組)▽大村正氏(坂口建設)―の９人が受賞。永年勤続表彰を福岡政信氏(八重尾産業)、安全衛生優良事業場表彰を大幸建設と楠田興業の２社が受賞した。
＊新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長＝河野与一(河野産業)
▽副会長＝松岡重孝(坂口建設)、竹下清人(竹下建設)、小園俊志(小園建設興業)
▽理事＝川野良二(八重尾産業)、緒方英機(緒方組)、原裕一(原工業)、高山三郎(高山建設)
▽監事＝源嶋政徳(児玉組)、内藤健(日進建設)。