日南建築業協会(中村幸司会長)は４月２１日、日南市内で２０２０年度「第３２回通常総会」を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、総会は会員から委任を受けた理事ら少人数で開催。１９年度の事業経過及び決算報告、２０年度事業計画案及び予算案、任期満了に伴う役員改選案を承認した。
２０年度の事業計画では、地域インフラの担い手や災害時の公的な任務の担い手、地域の成長牽引といった地域建設業の社会的使命を果たすとともに、働き方改革の促進や建設現場の生産性向上、持続可能な事業環境の確保に対して、業界を挙げて実現に向けた取り組みを推進していくことを確認した。
具体的には、▽地域建築業としての健全な発展▽地域社会に対する会員の結束強化▽働き方改革などの実現に向けた取り組み▽大規模自然災害等への対応▽労働災害防止の強化―のほか、長時間労働の是正や現場の処遇改善、人材の有効活用と若者の入職促進、建設現場の生産性向上のための環境整備に取り組む。
任期満了に伴う役員改選では、会長に中村幸司氏(中幸組)、副会長に吉田和隆氏(吉田工務)をそれぞれ再選。その他の理事に入中英雄氏(入中建設)、川崎秀樹氏(川鉄建設)、一政重文氏(一政建設)を選出した。監事は由良昇氏(由良組)。
また、２０年度の優良永年勤続従業員表彰は、中村幸喜氏(中幸組)と久嶋啓司氏(大日建設)が受賞した。