西都地区建設業協会(河野孝文会長)は、２０１９年度の事業経過及び収支決算、２０年度の事業計画及び収支予算等を決定した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今年度は通常総会の開催を取り止め、書面決議で全会員の同意を得た。任期満了に伴う役員改選では、新たな会長に池田博氏を選出した。
２０年度の事業計画に関しては、防災・減災、国土強靱化のための３か年緊急対策の実施に伴い、公共事業の発注規模が増加したことで不調・不落が増えていることを踏まえ、これらのの問題点の解決や会員の意見及び要望等の反映のため、発注機関との意見交換会の早期の実施や建設人材の育成等に取り組むことを確認した。
具体的には、▽発注機関との積極的な意見交換会の実施▽担い手確保のための出前講座等の展開▽危険箇所調査等の実施▽地域貢献活動への積極的な参加▽関係国会議員・県議会議員へ業界意見の反映▽秩序ある協会維持のための会員相互の協調性の確立▽会員のための各種講習会の開催―などに重点的に取り組む予定でいる。
＊新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長＝池田博(伊達組)
▽副会長＝河野孝文(河野建設)、阿萬憲二(阿萬建設)
▽理事＝佐伯万樹(佐伯建設)、川﨑耕美(川﨑開発)、伊達眞一(伊達土木)、中武三月夫(中武建設)、仁科総一郎(仁科産業)
▽監事＝橋本吉朗(橋本組)、中野拓哉(中野)。