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鹿島、清水は再開、大林は中断継続 緊急事態宣言延長

 新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言が5月31日まで延長されたことを受け、作業所の一時中断などに関する大手ゼネコンの対応が分かれている。工事を一時中断していたゼネコンのうち、鹿島と清水建設は感染拡大防止策を講じた上で順次工事を再開する。一方で大林組は31日まで施工中断を継続する。

▽鹿島=新型コロナウイルス対策で閉所していた作業所を7日から順次再開。社員や作業員の命と安全を最優先し、感染拡大防止対策の一層の強化・徹底を図り、こうした管理体制が整った作業所から関係者と協議した上で再開する。

▽清水建設=国土交通省のガイドラインと同社独自の安全ルールを満たす管理体制が整った作業所について、関係者と協議した上で7日から順次再開する。雇用の確保など経済活動の維持のために工事を進めることも重要と判断。社員や作業員の生命・安全を最優先事項として、感染拡大防止対策を一層強化・徹底することで、再開に踏み切った。

▽大林組=緊急事態宣言の延長期限となる5月31日まで、工事の中断を継続する。改めて個々の状況を検証し、発注者とも協議した上で、中断の継続などの合意を得る考え。「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に最大限努める」としている。