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トンネル長寿命化へ、修繕計画を策定 諸塚村

 諸塚村は、村が管理するトンネルの長寿命化と維持管理コストの最適化などを目的として、改正道路法で管理者に義務付けられた定期点検の結果を踏まえた「道路トンネル長寿命化修繕計画」を策定した。計画期間は2020年度から10年間。5年ごとに実施する定期点検の結果等を踏まえ、適時、計画の更新を行う。

 20年3月現在、村が管理するトンネルは村道恵後の崎古園綜線の古園第2隧道(大字七ツ山/延長116.9m/幅員5.15m)の1箇所。18年度に実施した定期点検では、4段階の健全性評価で区分Ⅱの予防保全段階(機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい)と診断されている。

 修繕計画では、次回の定期点検を23年度にを実施する方針(事業費見込額208万円)。さらに、その5年後にあたる28年度に定期点検を行う。定期点検でトンネルの本体工に変状が確認された場合は、外力・材質劣化・漏水に区分して健全度を判定し、それぞれの変状区分に応じた対策を実施する見通しでいる。

道路トンネル長寿命化修繕計画