国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所が整備を進める国道220号日南防災(北区間)のうち、伊比井潮風トンネルが4月26日17時に開通する。異常気象時事前通行規制区間に於ける土砂災害リスクを回避し、安全・安心な通行を確保する。
当該地域は特に降水量が多く、過去に多くの土砂災害が発生している。宮崎河川国道事務所では、異常気象時の通行規制に伴う事業区間内の孤立集落や災害等に伴う通行止めによる迂回を解消することを目的に、日南防災(北区間)の整備を進めている。
事業区間は、宮崎市小内海~日南市富土の異常気象時事前通行規制区間(4.5㎞)のうち、鶯巣地区(延長1.5㎞)と伊比井~富土地区(1.1㎞)の2箇所。今回、伊比井~富土地区で整備を進めていた伊比井潮風トンネル(0.9㎞)が開通する。
山中を抜ける伊比井潮風トンネルの開通に伴い、異常気象時事前通行規制区間が1.8㎞短縮される。大雨等による土砂災害発生箇所を回避し、急カーブ箇所の解消を図ることで、通勤通学時の安全・安心な通行につながる。