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建築主体など工事4件を公告 野口遵記念館建設

 延岡市は4月7日、条件付一般競争入札で行う野口遵記念館建設に伴う「建築主体工事」「電気設備工事」「空気調和設備工事」「舞台機構設備工事」の4件を公告した。経年に伴う建物や設備の老朽化に伴い、抜本的な対策が急務となっている延岡市公会堂野口記念館(東本小路119-1)を現在地に建て替える。

 新施設の建築計画は、構造がRC造一部S造、階数が地上3階建、延床面積が約4363m2。工期は2021年12月28日まで。税抜の公表価格は、建築主体が18億3979万9000円、電気設備が2億1861万5000円、空気調和設備が3億0672万6000円、舞台機構設備が1億6910万2000円。

 建築主体の入札に参加できるのは、九州内に本店または支店等を有する3者で構成する特定建設工事共同企業体。ただし、2者以上が延岡市内に本店を有する者であること。いずれの構成員も市の競争入札参加資格者名簿(建築一式工事)に登載され、建設業法の規定に基づく建築一式工事の経営事項審査を受審していること。

 延岡市内に本店を有する者が代表構成員、または第1・第2構成員となる場合は、建築一式工事のA級に格付されていることを要件とする。施工実績に関しては、いずれかの構成員が座席数300席相当または延床面積2000m2相当の劇場またはホールを元請けとして施工した実績を有することを求める。

 電気設備の入札に参加できるのは、延岡市内に本店を有する2者で構成する特定建設工事共同企業体。いずれの構成員も市の競争入札参加資格者名簿(電気工事)に登載され、電気工事のA級の格付を受け、電気工事に係る経営事項審査を受審していること。

 空気調和設備の入札に参加できるのは、市の競争入札参加資格者名簿(管工事)に登載された2者で構成する特定建設工事共同企業体。代表構成員は、宮崎県内に本店または支店等を有し、管工事に係る総合評定値が750点以上であること。第1構成員は、延岡市内に本店を有し、管工事のA級に格付されていること。

 舞台機構設備の入札に参加できるのは、市の競争入札参加資格者名簿(機械器具設置及び清掃施設工事)に登載されている単体企業。機械器具設置工事に係る係る経営事項審査を受審し、座席数300席相当または延床面積2000m2相当の劇場またはホールにおける舞台機構設備を元請けとして施工した実績を有すること。

 入札参加資格や設計図書等に関する質問は、4月23日まで電子メールで受け付け、入札情報サービスに回答を掲示する。申請書等は4月28日までに電子入札システム及び紙面で提出する。5月18日から20日にかけて電子入札で入札書を受け付け、5月20日に延岡市役所入札室で開札する。

 市は今回公告した工事のほか、給排水衛生設備工事や舞台照明設備工事、自動制御工事、舞台音響設備工事を第1四半期に発注する予定でいる。