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総合評価で自己採点型を試行、土木特A級対象 宮崎県

 宮崎県は、2020年6月1日以降に入札を行う総合評価落札方式で、特別簡易型で発注する特A級の土木一式工事(確認書発行済の同種工事のみ)の一部を対象に「自己採点方式(事後審査型)」の試行を行う。入札参加者及び発注者の事務負担軽減を目的として、落札候補者のみに技術申請書の提出を求め、審査を行う。

 現行制度では、入札参加希望者は入札前に全社が技術申請書を提出し、発注者が入札前に全社分の技術申請書を確認し、各社の評価点を確定している。

 自己採点方式では、入札参加希望者が入札前に自己採点表のみを提出。発注者は、入札前に自己採点表をもとに各社の「仮の評価点」を確定し、入札後に「仮の評価値」の1位の会社にのお技術申請書の提出を求める。確認の結果、1位の会社の評価点が2位未満になった場合は、2位の会社に技術申請書の提出を求める。

 評価項目は、企業の技術力や企業の地域社会貢献度、配置予定技術者の能力など。オプション項目として、若手技術者育成の取組や地産地消への取組を評価項目に追加することができる。所定の自己採点申請書に各評価項目の合計値や低入札価格意思確認を記入して提出する。申請書に未記入があった場合は失格となる。

 施工体制評価型総合評価落札方式(自己採点型)の試行要領や自己採点申請書の様式、自動計算書は宮崎県公共事業情報サービスからダウンロードできる。

自己採点型の概要