宮崎県は４月２０日、企画提案で事業者を選定する「宮崎県地震・津波被害想定更新調査業務(日向灘地震)」を告示した。日向灘を震源・波源とする地震・津波の被害想定調査を実施し、新・宮崎県地震減災計画の改訂や今後の地震防災対策の基礎資料とする。契約期間は２０２１年３月２６日まで。税込の提案上限額は１４００万円。
当該業務では、想定地震や被害想定条件を設定し、地盤モデルを構築した上で、地震動や津波、液状化危険度、建築物被害、社会資本施設及びライフライン施設の被害、人的被害、生活支障・社会支障などを予測。被害シナリオの作成や地震防災対策の課題の検討、減災目標の設定などを行い、地震防災戦略の計画案を作成する。
企画提案の参加要件は、宮崎県の競争入札参加資格者名簿に土木関係建設コンサルタントとして登録されていること。このほか、１０年４月１日から２０年３月３１日までの１０年間に、国や都道府県、政令市、特殊法人、地方公社、公益法人等が発注した地震・津波被害想定調査業務を履行した実績を有することなどを求める。
企画提案に参加を希望する者は、５月１５日まで参加資格審査申請書を提出する。企画提案書等の提出期限は６月２日。企画提案書の内容について、６月４日にプレゼンテーションを行い、▽企業の能力・経験・技術力▽予定配置技術者の経験及び技術力▽実施方針・実施フロー・工程表▽特定テーマに対する技術提案▽価格―を審査する。
企画提案の実施に先立ち、５月７日の１４時から宮崎県災害対策本部総合対策部室で事前説明会を開催する。説明会への参加は任意。企画提案競技及び契約手続事務の担当部局は、総務部危機管理局危機管理課(〒８８０－８５０１宮崎市橘通東２丁目１０番１号／宮崎県庁１号館５階、電話０９８５－２６－７９４９)。