建設業労働災害防止協会(建災防、錢高一善会長)は、厚生労働省からの委託を受けて、「既存不適合機械等更新支援補助金」の第1回の申請受け付けを4月24日から開始する。中小企業や個人事業者に対し、既存の安全帯からフルハーネス型墜落制止用器具への買い替えや、移動式クレーン(つり上げ荷重3㌧未満)に装備する過負荷防止装置を基準に適合させるための改修・買い替えに必要な経費の2分の1(上限あり)を補助する。受付期間は6月8日まで。
補助の対象は、中小企業基本法に規定する中小企業者か、または労災保険に特別加入している個人事業者など。申請は原則として、建災防のウェブページ(https://www.kensaibou.or.jp/support/subsidy/index.html)から受け付ける。ウェブ申請後に申請番号をメールで受け取り、2週間以内に申請書類を郵送する必要がある。
予定額を上回る申請が合った場合は、企業規模や業務の危険度など、一定の要件を設けて優先して補助すべき事業者を選定する。
フルハーネス型墜落制止用器具への改修・買い替えへの補助額は1本当たり1万2500円(対象経費の上限2万5000円の半額)。同じ申請者への交付額の上限は62万5000円。一方、過負荷防止装置の改修・買い替えへえの補助額は1機当たり10万円(経費上限20万円の半額)。同じ申請者への交付額の上限は30万円。
問い合わせ先は、建災防更新支援補助金事務センター(電話03-6275-1085)。