建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用した建設技能者の能力評価制度に伴う経営事項審査の審査基準改正を踏まえ、宮崎県は競争参加資格の再審査を受け付ける。4月1日から7月29日までの期間、改正後の審査基準で総合評定値を取得した有資格者は、競争参加資格の再審査を申請できる。審査手数料は無料。
ことし4月1日に施行された経審の審査基準改正では、「技術力(Z)」の技術職員区分が見直された。建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用した建設技能者の能力評価制度の運用に伴い、レベル4とレベル3の判定を受けた技能者を評価対象に追加した。レベル4の技能者で3点、レベル3で2点を加点する。
再審査の対象者は、申し立て時点で改正前の申請(2020年3月31日以前の申請)による経審結果通知書の有効期間(審査基準日から1年7カ月)が残っている者。対象となる建設技能者の資格を確認するため、申請に際しては各業種の能力評価実施機関が発行する「能力評価(レベル判定)結果通知書」が必要となる。
再審査の申し立ては、通常の経営規模等評価申請書を提出する際と同様に、全ての項目を記載した上で、所在地を管轄する各土木事務所または西臼杵支庁に提出する。再審査の申し立てに係る詳細や、レベル判定された認定能力評価基準とこれに対応する建設業の職種は、宮崎県のホームページで確認できる。