日向市は4月9日、条件付一般競争で「総合体育館整備PFI等導入可能性調査業務委託」の入札を執行し、玉野総合コンサルタントが538万円で落札した。効率的・効果的に質の高い公共サービスを提供するため、新設する体育館の機能や運営等に関して、PPP/PFI等の民間活力の導入の可能性を検証し、適切な事業手法を見出す。
昨年11月に策定した総合体育館整備基本構想では、競技機能や観覧機能、管理・サービス機能、健康増進・交流機能、防災機能を有する総合体育館を大王谷運動公園内に整備することなどを盛り込んでいる。新施設の規模は5000~7000m2程度を想定。20年度の基本計画策定時にPFI導入可能性調査を行うこととしていた。
基本構想の内容を踏まえ、当該業務では前提条件の整理や施設配置の検討、運営計画の検討、事業スキームの検討、民間事業者の参入可能性調査、VFMの算定を行い、20年5月末を目途に中間報告書を提出。中間報告の結果を踏まえた総合評価と課題の整理を行い、報告書を作成する。委託期間は2020年10月30日まで。
入札の参加業者は、玉野総合コンサルタント、建設技術研究所、長大、パシフィックコンサルタンツ、福山コンサルタントの5社だった。今後の事業計画では、20年度に今夏の導入可能性を含む各種調査と基本計画の策定、21~22年度に基本・実施設計等、23~24年度に建設工事などをそれぞれ行う予定でいる。