西日本建設業保証株式会社宮崎支店が前払保証に基づきまとめている宮崎県内の公共工事動向によると、2020年2月に同社が取り扱った公共工事の請負金額の合計は67億6900万円で前年同月比12.5%減、件数は159件で同35.6%減となり、請負金額と件数のいずれも前年同月と比べて落ち込んだ。
2月の発注者別の請負金額は、国が11億2800万円(前年同月比72.2%減)、県が24億1800万円(同58.4%増)、市町村が32億2000万円(同55.1%増)で、国のみ前年同月と比べて大幅に減少した。独立行政法人等は該当なし。その他の発注機関は200万円(同95.0%減)だった。
地区別の請負金額は、宮崎地区(31億4800万円、前年同月比25.0%増)、都城地区(8億2700万円、同99.2%増)、日向地区(7億3300万円、同23.7%増)、延岡地区(2億4500万円、同10.9%増)の4地区で増加。
一方で、日南地区(3億6700万円、同8.7%減)、串間地区(5800万円、同65.2%減)、小林地区(3億3800万円、同17.4%減)、高岡地区(1000万円、同92.1%減)、西都地区(2億6200万円、同45.6%減)、高鍋地区(1億8000万円、同39.1%減)、西臼杵地区(5億9600万円、同71.6%減)の7地区で減少した。
大型工事は、宮崎県の防災拠点庁舎建設管工事[対象額4億0300万円]や宮崎県企業局の渡川発電所一号発電機基礎コンクリート改良工事[同1億3900万円]、宮崎市の合流地区管渠改築工事(1-2工区)[同2億1500万円]、五ヶ瀬町の役場新庁舎建設工事[同5億2000万円]などがあった。
昨年4月からの累計は、請負金額が1264億6700万円(同16.9%増)、件数が3882件(同1.9%増)となった。
《発注機関別の内訳》