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優先交渉権者に宮崎瓦斯G 宮崎市立小学校空調PFI

 公募型プロポーザル方式で「宮崎市立小学校空調設備整備等PFI事業」の事業者選定を進めている宮崎市は3月13日、優先交渉権者に宮崎瓦斯株式会社を代表企業とするグループを特定したと発表した。小学校の空調設備整備や維持管理等に民間事業者の技術や創意工夫を取り入れ、財政負担の軽減や維持管理の効率化を図る。

 児童の教育学習環境の向上を図るため、市内30校の普通教室等(664室)に空調設備を整備するにあたり、事業者が自らの資金で空調設備の設計業務、施工、工事監理業務を行った後、市に所有権を移転して維持管理業務等を行う。このほか、対象校の事務室や保健室等(189室)に既に整備されている空調設備の維持管理業務等も行う。

 事業範囲は、①新規設備の設計業務②新規設備の施工業務③新規設備の工事監理業務④新規設備の所有権移転業務⑤空調設備の維持管理業務⑥新規設備の移設等業務。契約締結は2020年6月下旬、設計及び施工期間は20年6月下旬~21年12月下旬、維持管理期間は34年3月31日までと設定する。税込の上限価格は27億円。

 市は昨年10月、一定の要件を満たすグループ企業を対象に事業を公告。応募事業者の提案内容について、学識経験者等で構成する選定委員会が性能審査及び価格審査を行い、宮崎瓦斯株式会社を代表企業とするグループを優先交渉権者に特定した。次点者は株式会社共立電機製作所を代表とするグループだった。

 宮崎瓦斯を代表企業とするグループの構成企業は、▽株式会社エネ・グリーン九州支社▽株式会社九電工宮崎支店▽株式会社九南▽大橋エアシステム株式会社宮崎営業所▽株式会社みやえい▽有限会社旭空調設備メンテナンス▽株式会社宮崎ガスリビング▽株式会社設備保守センター宮崎営業所。