国土交通省は３月１０日、２０２０年度の「住宅ストック維持・向上促進事業」の提案募集を開始した。建築士や工務店、金融機関などでつくる協議会に対し、中古住宅リフォームに関する金融商品の開発費、開発した商品の試行経費を補助する。応募の締め切りは４月８日。
建築士、工務店、検査・履歴業者、金融機関、宅建業者などの関係者でつくる協議会を支援し、長期優良住宅や住宅性能表示、インスペクションなどを活用した中古住宅の流通を後押しする。金融商品の開発に上限２０００万円、金融商品を活用したリフォーム工事などに上限１００万円（１戸当たり）で補助する。
このほか、消費者の相談体制を整備した協議会にも必要経費を補助。リフォーム事業者の資格・施工実績・依頼者の評価などの情報を提供するウエブサイトの整備も支援する。