西米良村は、２０１５年度に実施した村内橋梁の定期点検の結果を踏まえ、概ねの次回点検時期や修繕内容とその時期、または架替時期などを示した「個別施設計画」をまとめた。当該計画に基づき、村が管理する橋梁を健全に維持管理し、計画的な予防保全の観点から、重大かつ致命的な損傷に至る前に修繕を行う。
村は１２年３月、▽管理体系の確立と健全度の把握▽対処療法的な対応から計画的な予防保全への転換▽維持補修工事の中長期的な計画による予算の平準化▽費用対効果の高い維持管理手法の確立―を目的とした橋梁長寿命化修繕計画を策定。橋長２ｍ以上の橋梁(６４橋)を対象に、１５年度に全橋梁の定期点検を実施した。
点検結果に基づき、村は１８～１９年度に亀谷橋や古川橋、小川内橋、槇ノ下橋、鮎川原橋、八重橋、鉱山谷橋の補修を実施。２０年度は、全橋梁の２巡目の定期点検を実施するとともに、鮎川原橋(鮎川原線)、深瀬２号橋(深瀬線)、八重橋(八重公民館２号線)、鉱山谷橋(鉱山谷・古川線)の塗装塗替等工事に取り組む予定でいる。
また、２１年度以降に下谷橋(横野・古川線)、上米良橋(上米良線)、小川内橋(下鶴線)、中之藪橋(狭上線)、内中橋(山中線)、深瀬橋(深瀬線)、１－２号橋(鉱山谷・古川線)、２号橋(鉱山谷・古川線)、３号橋(鉱山谷・古川線)、吐合橋(竹之元谷線)の塗装塗替等を計画。３巡目となる全橋梁の定期点検は２５年度を予定している。
西米良村の点検橋梁一覧表や橋梁長寿命化修繕計画、個別施設計画はホームページで確認できる。
《個別施設計画》