宮崎市は、2015年3月に策定した「宮崎市スポーツ推進計画」が中間年度を迎えたことを踏まえ、時代の変化や市民のニーズに対応するため、具体的な取組内容などを見直した「中間見直し素案」をまとめた。素案はホームページや市民情報センターで公開し、市内在住者などを対象に2月18日まで意見を募集する。
宮崎市スポーツ推進計画は、第五次宮崎市総合計画や関連計画等との整合性を図りつつ、市の運動・スポーツに関する基本方針や施策を定めたもの。計画期間は15年度~24年度の10年間で、中間年度にあたる20年度に計画の見直しを行う。
計画では、市の運動・スポーツを取り巻く環境を踏まえ、現状に於ける課題と今後の取り組みを体系別に整理。「総合スポーツ戦略都市みやざき」の実現に向けて、ライフステージに応じた市民スポーツの推進やスポーツ環境の整備、市の特色を生かしたスポーツリズムの推進を施策の柱に掲げ、具体的な取り組みに反映させる。
中間見直し素案では、具体的な取り組みに「国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会を見据えた公共スポーツ施設及びスポーツ器具の整備」を追加。これまでも取り組んできた公共スポーツ施設の整備や長寿命化、スポーツ器具の整備と合わせて、将来的な利活用等を念頭に、宮崎国スポ・障スポ大会に向けた施設等の整備を進める。
素案ではこのほか、具体的な取り組みに▽職域や家庭での運動・スポーツ活動の啓発▽児童生徒の適切な運動・スポーツ活動の推進▽レジャースポーツの推進▽みるスポーツ・応援するスポーツの推進―も追加した。現計画から継続する取り組みを含め、市と関係団体が連携・協働しながら、計画に定める各種施策の展開を図る。