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特定技能外国人、電気通信で初の技能試験 JAC

 建設技能人材機構(JAC、才賀清二郎理事長)は、3月17日に特定技能の在留資格取得に必要な技能評価試験をフィリピンで行う。評価試験は「電気通信」の試験区分で行うもので、建設分野では初めての実施。学科・実技試験に合格し、さらに日本語試験に合格することが、特定技能の在留資格取得の要件になっている。3月中に合格者数などを公開する。

 特定技能1号の在留資格を取得するためには、現地国で技能評価試験と日本語試験に合格する必要がある。評価試験を実施するJACは、各職種の専門工事業団体とともに試験問題を作成し、まず電気通信で試験を行うことになった。2月17日~28日にJACのホームページで受験申し込みを受け付ける。

 技能評価試験は、学科試験と実技試験で構成し、原則として日本語で行う。学科試験はCBT方式(コンミューター・ベースド・テスティング)で行い、合格基準を65点以上とする。実技試験は、「LANケーブルコネクタを取り付ける作業」と「光ファイバー心線をトレーに収納する作業」の2問を出題し、試験会場で実際に作業してもらい、受験者の技能レベルを審査する。

 国土交通省とJACは、この他の受け入れ対象職種についても、2020年度にベトナムで試験を実施する予定だ。

■賛助会員13社が入会

 建設技能人材機構は2月4日、建設企業13社の賛助会員としての入会を承認した。入会は特定技能外国人の受け入れ計画認定の要件の一つ。今回の入会で、賛助会員は合計111社となった。次回の入会承認は3月上旬を予定している。

 4日に入会を承認した13社は次の通り▽SSB(福岡県直方市)▽大翔工業(神奈川県藤沢市)▽重田建設(山口県美祢市)▽ユクタケ(福岡県筑紫野市)▽岩藤工務店(岡山県赤磐市)▽仁(北海道旭川市)▽エヌ・エス・テック(岐阜県多治見市)▽岩井組(大阪府池田市)▽アラキヂ工務店(横浜市)▽清和エクステック(北海道旭川市)▽清和建設(大阪市)▽新建工業(東京都三鷹市)▽山芳園(横浜市)。