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受注額は工事・業務ともに増額 宮崎県の入札・契約状況

 宮崎県は2月3日、公共三部における2019年度第3四半期まで(4月~12月)の入札・契約結果を公表した。平均落札率は、建設工事が93.1%、業務委託が86.4%。前年同期比で、建設工事は1.4ポイント上昇し、業務委託は0.1ポイント下降した。受注額(落札価格の合計)は、建設工事が406.1億円、業務委託が70.9億円。建設工事は同48.3億円の増額、業務委託は同6.4億円の増額となった。

*建設工事

 一般競争で1204件、指名競争で90件の合計1294件を契約。予定価格の合計(以下、予定価格)436.6億円に対し、落札価格の合計(以下、落札価格)は406.1億円で、落札率は93.1%だった。落札率は前年同期比で1.4ポイント上昇し、落札価格は前年同期(357.8億円)と比べて48.3億円の大幅増となった。

 落札率を入札方式別にみると、一般競争は93.0%、指名競争は93.2%。前年同期と比べて、一般競争は1.4ポイント、指名競争は1.0ポイント、それぞれ上昇した。総合評価落札方式は、一般競争の約4割にあたる428件に適用。落札率は92.6%で、前年同期と比べて1.5ポイント上昇した。

 契約状況を部局別にみると、県土整備部が1048件の契約で落札価格は311.5億円(落札率92.6%)となり、契約件数・落札価格のいずれも公共三部の大半を占めた。農政水産部は193件の契約で落札価格は74.4億円(同94.6%)、環境森林部は53件の契約で落札価格は20.2億円(同95.8%)だった。

 工種別で契約件数が最も多かったのは土木一式の637件で、落札価格は251.9億円(落札率93.7%)。とび・土工が197件で落札価格47.9億円(同91.2%)、舗装が188件で落札価格29.9億円(同92.4%)などと続く。建築一式は44件を契約し、落札価格は13.1億円(同94.1%)だった。

 予定価格帯別の契約件数は、1千万円~2千万円が最多の351件。250万円~1千万円が222件、2千万円~3千万円が194件、3千万円~4千万円が154件、4千万円~5千万円が100件、7千万円~8千万円が87件、5千万円~6千万円が74件、6千万円~7千万円が61件と続く。1億円以上の工事は43件を契約した。

*業務委託

 一般競争で546件、指名競争で630件の合計1176件を契約。予定価格81.7億円に対し、落札価格は70.9億円で、落札率は86.4%だった。落札率は前年同期比で0.1ポイント下降し、落札価格は前年同期(64.5億円)と比べて6.4億円の大幅増となった。

 落札率を入札方式別にみると、一般競争は予定価格25.5億円に対して落札価格は21.2億円で、落札率は82.3%。指名競争は予定価格56.1億円に対して落札価格は49.7億円で、落札率は89.9%。前年同期と比べて、一般競争の落札率は1.2ポイント、指名競争の落札率は0.2ポイント、それぞれ上昇した。

 契約状況を部局別にみると、県土整備部が901件の契約で落札価格は55.4億円(落札率85.6%)、農政水産部が198件の契約で落札価格は10.7億円(同87.4%)、環境森林部が77件の契約で落札価格は4.8億円(同92.3%)だった。

 業種別で契約件数が最も多かったのは建設コンサルの495件で、落札価格は42.5億円(落札率89.8%)。測量は353件で落札価格13.8億円(同81.7%)、地質調査は142件で落札価格9.2億円(同88.6%)、補償コンサルは130件で落札価格3.5億円(同81.1%)、建築設計は56件で落札価格1.8億円(同91.7%)だった。

 予定価格帯別の契約件数は、100万円~500万円が604件、500万円以上が572件だった。

第3四半期までの入札・契約状況