林野庁は2月19日、2019年度「治山・林道工事コンクール」の表彰式を開いた。治山・林道工事における計画や設計・施工の適正化、設計・施工技術の向上、関係者の意欲高揚を目的に開催しているもの。表彰対象となった治山工事14件と林道工事14件の受注者に対し、本郷浩二長官が表彰状を手渡した。
コンクールでは、国有林野の公益的機能を十全に発揮させ、森林・林業の再生の推進その他の事業実施における施策効果を一層発現させることに貢献した治山・林道工事で、民有林の模範としてふさわしいものを表彰する。19年度は、森林管理局から推薦があった33件の工事を対象に有識者が審査を行った。
農林水産大臣賞は、湯浅建設(高知県)が施工した「大段続山(2078)復旧治山工事」と、巴山組(新潟県)が施工した「高知沢林業専用道新設工事」が選ばれた。また、「阿蘇地区治山工事(小烏帽子)」を施工した吉原建設(宮崎県)、「志那志中尾24林道新設工事」を施工した大坪建設(鹿児島県)らが林野庁長官賞を受賞した。