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民間対話で市場性など確認 椿山キャンプ場跡地利活用

 椿山キャンプ場跡地(宮崎市鏡洲)の効果的な活用方法を模索している宮崎市は、民間事業者との対話によるサウンディング型市場調査(事前可能性調査)を実施する。市場性の有無や実現の可能性、施設の課題等を把握し、事業を検討する際の参考とする。

 対象施設は、利用者の減少により2017年4月に用途を廃止した椿山キャンプ場(築28年)。土地面積は約2.17㌶で、管理棟1棟やログハウス3棟、炊飯棟3棟等がある。携帯電話の電波は届かず、インターネット通信回線も使用できない。

 施設の現状や課題等を踏まえ、良好な自然環境を活用した提案や、年間約9万人の利用がある椿山・自然休養林の登山客やハイカーの利便性を高める利活用案を基本とする。事業方式は土地売却または定期借地のいずれかの方式を見込んでいる。

 対話の内容は、▽主要な施設の考え方▽広場・交流拠点の設置▽駐車場スペースの設置▽その他施設の考え方▽事業方式の考え方―など。また、事業コンセプトや地域経済への相乗効果、地元要望への対応、事業者からの提案についても意見を交わす。

 対象者は、当該調査に興味がある法人または法人のグループ。参加希望者は、所定の対話参加エントリーシートに必要事項を記入し、2月17日~3月27日の期間内に電子メールで送付する。対話時間は30分から1時間程度を予定している。

 市場調査の実施要領や申込書は宮崎市のホームページで入手できる。問い合わせ及び申し込み先は、宮崎市農政部森林水産課(電話0985-21-1919、FAX0985-31-2855、メール15sinrin@city.miyazaki.miyazaki.jp)。

市場調査の実施方針