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興洋JVが4.5億余で落札 土々呂地区複合型避難施設

 延岡市は2月12日、条件付一般競争で「津波避難施設整備事業土々呂地区複合型避難施設建築主体工事」の入札を執行し、興洋・吉本・向洋ハウジング特定建設工事共同企業体が4億5128万円で落札した。SRC造2階建の複合型避難施設整備に係る建築主体工事を施工する。税抜の公表価格は4億5683万8000円だった。

 旧消防署土々呂出張所と隣接する延岡市役所伊形支所を解体し、跡地に防災学習室等を兼ね備えた複合型の津波避難施設を整備する。避難想定人数は380人で、これに基づく避難スペースを屋上部分に確保するほか、40人~60人が使用できる防災学習室や備蓄倉庫も配置する。工期は2021年10月29日までを予定する。

 当該地区の津波浸水想定深さに対する津波波力が想定以上に大きかったため、市は当初の計画を大幅に変更。躯体の構造や基礎杭の形状を見直し、地盤改良を新たに追加した。概算工事費は約8億8千万円(基礎杭3億8451万円、躯体3億4516万円、仕上・造作7033万円、設備6700万円、外構等1300万円)を見込む。