国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所は２月１０日、簡易公募型競争入札で事業者を剪定する五ヶ瀬高千穂道路の橋梁予備設計業務５件を告示した。国道２１８号五ヶ瀬高千穂道路に架設する１号橋・２号橋・３号橋・５号橋・７号橋の橋梁予備設計をそれぞれ行う。履行期間は契約締結日の翌日～２０２０年１１月３０日。
国道２１８号五ヶ瀬高千穂道路は、五ヶ瀬東ＩＣを起点、高千穂ＩＣを終点とする延長９．２㎞の自動車専用道路(２車線)。現道の線形・勾配不良箇所を回避するとともに、防災機能の強化や緊急医療活動の支援、高速道路網と一体となった広域観光ルートの形成による観光振興支援などの効果を期待し、１８年度に事業化された。
全体事業費は約４７０億円で、区間内には橋梁やトンネル、インターチェンジなどの整備を計画する。１８年度末時点の事業進捗率は事業費ベースで約１％。１０日に告示した業務では、▽１号橋(Ｌ＝１１０ｍ)▽２号橋(Ｌ＝６０ｍ)▽３号橋(Ｌ＝１２０ｍ)▽５号橋(Ｌ＝１９０ｍ)▽７号橋(Ｌ＝８０ｍ)―の予備設計を行う。
入札の参加要件は、九州地方整備局(港湾空港関係を除く)の土木関係建設コンサルタント業務に係る競争参加資格の認定を受け、宮崎県内に本店または支店等営業所が所在する単体企業、もしくはこれを満たす者で構成する設計共同体。参加表明書の提出者に対しては、契約金額１００万円以上の同種または類似業務の実績を求める。
告示した５件の業務は、参加表明及び技術提案を共通化する業務を対象に、一括して告示・審査を実施する試行業務とし、総合評価落札方式で入札を行う。参加表明書の提出期限は２月１８日。指名通知は２月２６日に行う予定。技術提案書の提出期限は３月３日。３月１３日まで入札書を受け付け、３月１６日に開札する。