▲写真は発表会の模様
公益財団法人宮崎県建設技術推進機構は2月7日、宮崎県企業局庁舎の県電ホールで2019年度「宮崎県新技術発表会」を開催した。発表会には、県内の建設会社や建設コンサルタント会社、行政の技術系職員ら約40人が参加。宮崎県新技術活用促進システムに掲載されている新工法や新製品への理解と見識を深めた。
システムに掲載されている工法や製品等を紹介し、これらの活用促進を図るとともに、更なる開発及び登録を促すことを目的に開催したもの。開会に先立ち挨拶に立った宮崎県県土整備部技術企画課の担当者は、新技術等の活用が建設現場の生産性向上に繋がることを踏まえ「発表会で技術の有用性等を確認して」と呼び掛けた。
発表会では、事前に応募のあった6者が新工法及び新製品等に関するプレゼンテーションを実施。株式会社共立電照(宮崎市)は、既存のハウジングをそのまま活用し、光源のみをLEDに交換する「エコ・リメイクLEDライト」の概要や期待される効果などを紹介し、経済性や取付時の安全性が大幅に向上することをPRした。
株式会社大塚組(宮崎市)は、接着式引掛け工法を採用することで容易に取付作業を行うことができ、長期間効果が維持する防鳥ネットを紹介。また、株式会社F・C(宮崎市)は、交通規制が不要で、▽ひび割れ▽わだち掘れ▽平坦性▽距離▽IRI(乗り心地)―を同時に計測できる路面性状調査メジャーロードカーの特長をPRした。
発表会ではこのほか、日之出水道機器株式会社が走行安定性や耐久性、水密性、施工性に優れたダクタイル鋳鉄製伸縮装置「ヒノダクタイルジョイントα」、パンウォール工法協会が地山補強土工法の「バーチカルパンウォール工法」、株式会社エコサイエンスが建設現場の汚水や汚泥を集めて浄化する「凝集剤プラスト」を紹介した。
また、会場に隣接したホールや駐車場では、プレゼン企業6社に地産地消枠の4社を加えた10社が展示ブースを出展し、説明を聞きに来た参加者に新工法及び新製品の概要や特長などをPRした。