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景観計画案まとめ、建築物等に行為制限 三股町

 三股町は、景観まちづくり計画の素案をまとめた。景観法に基づき、町の良好な景観を守り・創り・育てていくため、町民・事業者・行政の景観に対する意識を高め、地域に根ざしたルールづくりや取り組みを協働で進める。素案はホームページ等で公表し、1月29日から2月20日まで意見を募集する。

 素案では、景観からみる町の特性や課題を踏まえ、計画対象区域とする町内全域を「カテゴリー」と「ゾーン」に整理。「自然」「文化・歴史」「まちなみ」「眺め」の4つのカテゴリー別に景観まちづくりの基本方針を定めるとともに、「田園と居住」「みどりと里山」の各ゾーンにおける配慮方針を示した。

 景観まちづくりを推進するため、建築物や工作物の新増改築、開発行為、土地の形質変更、木竹伐採、土砂採取・鉱物採掘などの届出対象行為と届出を要する規模を設定。対象行為に関して、配置規模や形態意匠、屋外設備、色彩、外構緑化、行為に対する工夫と配慮といった行為制限(景観形成基準)を設ける。

 また、景観重要建造物及び景観重要樹木の指定方針、景観重要公共施設の整備等に関する基本的な考え方、屋外広告物の表示等の制限、景観農業振興地域整備計画の策定に関する基本的事項のほか、地域団体によるまちづくり活動や行政及び事業者の取り組みなども示した。