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第5次計画案、処分場整備など推進 日向東臼杵広域連合

 日向市と東臼杵郡の2町2村で構成する日向東臼杵広域連合は、2021~25年度を計画期間とする「第5次日向東臼杵広域連合広域計画案」をまとめ、ホームページで公開した。圏域住民の生活環境の保全や公衆衛生の向上、住民福祉の増進を図るため、施設の適切な管理・運営や延命化、管理型最終処分場の整備等を推進する。

 広域計画は、広域連合が総合的かつ計画的に施策を実施するため、地方自治法でその作成が義務付けられており、計画に記載する項目は日向東臼杵広域連合規約で定めている。16~20年度を計画期間とする現行の「第4次日向東臼杵広域連合広域計画」が期間満了となることから、事務事業を検証し、次期計画を策定する。

 計画案のうち「ごみ処理施設」に関しては、清掃センターの適正な管理・運営や安定的な処理、ダイオキシン類や温室効果ガス等の環境負荷低減対策に取り組む。清掃センターの長寿命化計画を適宜見直し、計画的に施設整備や保守点検を行うとともに、延命化の目標年度である23年度までに更なる延命化策を立案する。

 災害廃棄物の処理では、国の災害廃棄物処理対策指針、宮崎県の災害廃棄物処理計画、関係市町村の計画と整合性を図りつつ、17年度に策定した広域連合の災害廃棄物処理計画に基づき、大規模な自然災害が発生した場合、迅速かつ適正な処理に取り組むとともに、生活環境を確保するため、速やかな復旧・復興に努める。

 また、「一般廃棄物最終処分場」に関しては、関係市町村と連携し、ごみの減量化及び資源化を推進することにより、現在の日向市最終処分場に於ける埋立量を削減し、施設の延命化を図る。埋立終了年を考慮しながら、次期最終処分場の建設に向けた候補地の選定や地元説明会の開催、地権者との交渉、各種調査業務等を進める。

 このほか「火葬場」(東郷霊苑、大型炉5基及び小型炉1基)に関しては、専門業者による点検や運転管理業務の受託者との連絡会議を定期的に行い、設備や機器の状態を正確に把握し、適正な施設管理に努める。供用開始から15年以上が経過した各設備等については、中期計画に基づき、計画的な維持補修工事を行う。

 広域計画案は、日向東臼杵広域連合や構成市町村のホームページ等で公開し、12月7日から25日まで計画案に対する意見を募集する。

第5次広域計画案