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発注見通しを更新、体育館整備事業を追加 宮崎県

 宮崎県県土整備部営繕課は12月17日、2020年度の発注見通しを更新し、新宮崎県体育館整備事業4件を追加した。建設主体工事に関しては、20年度第4四半期に公告を行う予定。一方、電気・管・空調に関しては、サブアリーナ部分を1工区と位置付け、それぞれ21年度第2四半期に工事を発注する予定でいる。

 2027年に本県で開催される国民スポーツ大会等に向けて、延岡市民体育館の敷地内に体育館を新設する。建築規模は、低層部がRC造、屋根部がS造と木造、階数は地上2階建で、延床面積は1万2980m2程度。メインアリーナには固定席2008席と可動席1944席、サブアリーナには固定席504席を配置する。

 新たな体育館の建設は、既存体育館(別館)解体~サブアリーナ建設~既存体育館(本館)解体~メインアリーナ建設のローリング計画で進める。概算工事費は約89.1億円で、内訳は▽建設工事費83億円▽解体工事費3.7億円▽工事監理費等2.4億円。解体工事は宮崎県が一括して発注し、延岡市が費用を負担する。

 営繕課が公表した発注見通しによると、建設主体工事は一般競争入札(WTO)で第4四半期に公告し、21年度第1四半期に発注する見通し。既存体育館解体~メインアリーナ建設までの主体工事等を施工する。建設工期は約48カ月。県が定めるCCUS(建設キャリアアップシステム)活用推奨モデルの試行工事とする。

 一方、電気工事と管工事、空調工事はいずれも1工区と位置付け、サブアリーナ建設に係る設備工事をそれぞれ施工する。入札は総合評価落札方式(簡易型・特別簡易型等)で行い、21年度第2四半期に工事を発注する。建設工期は約19.5カ月を見込む。

体育館整備事業の発注見通し