宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、2020年度の第3回研修会をオンラインで開催する。受講者は、21年1月18日7時~20日21時に動画を視聴する。12月25日15時まで申し込みを受け付ける。
研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。
第3回研修会では、大分県土木建築部河川課河川整備班の赤野久志氏が、大分県に於けるかわづくり事例を紹介。河川改修の際には、周辺景観や河川の特性を考慮した計画が必要であり、筑後川水系有田川や山国川水系山移川などで実施している川づくりの事例を紹介するとともに、その効果や施工時のポイントを説明する。
また、岐阜大学地域環境変動適応研究センター特任助教の永山滋也氏は、「河川における自然プロセスと生態系保全」をテーマに講演。河川生態系保全の要諦である自然プロセスに関して、生物の生活史戦略や生息場形成との関連について、河川・砂防・治山事業との関係を含め、流程に沿って具体的に解説する。
研修会の受講希望者は、12月25日15時までに参加申込書を電子メールで送付するとともに、受講料金(3200円)を指定口座に振り込む。講演の動画は、期間限定で特定の者しか閲覧できないように設定し、YouTube上で公開する。閲覧のためのURLを、事前に登録したメールアドレスに送付する。
受講者は、指定様式に手書きで研修内容のレポートを作成し、1月22日(最終日の消印有効)までに宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会へ郵送で提出する。パソコンで作成したものやコピーしたもの、FAXやメールでの提出は不可。新規で受講する者以外は、受講者カードの提出は不要とする。
詳細はホームページで確認できる。研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。
《研修会の開催案内》