国土交通省は11月5日、海外展開を支援する個別相談会、外国人材雇用企業訪問、外国人材の合同就職説明会に参加する中堅・中小建設企業の募集を開始した。個別相談会では、専門家が海外進出を考えている建設企業の質問にWEBで回答。高度外国人材の雇用を希望する企業には、すでに外国人技術者らを雇用している企業への訪問、ベトナム・カンボジア・ミャンマーの工学系学生を対象とするWEB形式の合同就職説明会を開く。
個別相談会は、11月18日まで参加希望を受け付け、11月24日~12月4日にWEB形式で行う。海外進出を考えている建設企業の疑問に中小企業診断士、弁護士、国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(ジェトロ)の専門家が回答する。
外国人材雇用企業訪問は24日まで応募を受け付け、中部地区・関東地区の2カ所で実施する。12月7日の中部地区では▽瀧上工業(愛知県)▽十一屋工業(愛知県)▽オオブ工業(三重県桑名市)―の3社、12月9日の関東地区ではテクノブリッジNKEと小野田ケミコ(いずれも東京都)の2社を訪問。技術者として外国人材を雇用する各社に、採用や育成などの課題を聞く。
ベトナム、カンボジア、ミャンマーの工学系学生を対象とする合同就職説明会は21年1~2月に順次開催。1次面接につなげる支援措置と位置付け、各社にWEBでプレゼンテーションを行ってもらう。ベトナム・カンボジアは11月18日、ミャンマーは11月27日が応募の締め切りとなる。