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東児湯電気工事業協同組合

      

▲写真は挨拶する三島部長、学生交流会の模様

 東児湯電気工事業協同組合青年部(三島和弘部長)は11月20日、西都市の県立宮崎産業技術専門校で学生交流会を開いた。同校の電気設備科1年生を対象に、電気工事業や地元企業の魅力をPRしたほか、青年部員を交えたグループディスカッションで、自身の経験を交えながら将来の進路選択等についてアドバイスした。

 学生交流会は、進学や就職を控える学生の悩みについて意見を交わし、電気工事業や地元企業の魅力をPRすることで、安心して電気工事業に入職してもらおうと、宮崎県電気工事業工業組合の青年部協議会(横山義和会長)が各地で開催しているもの。今回の交流会には、東児湯地区を中心に各地区の青年部員が参加した。

 主催者挨拶で、東児湯電気工事業協同組合の川上喜義副理事長は、コロナ禍で多くの産業が影響を受ける中、電気工事業のダメージは比較的少なく、安定的に仕事が受注できていることを説明。県内にも魅力ある会社が数多くあることを強調し、「宮崎は伸びしろがある地域。一緒に宮崎を盛り上げていきたい」と呼び掛けた。

 青年部協議会の横山会長は、交流会の趣旨説明を行うとともに、2018年に北海道全域で発生した大規模停電に言及。停電発生時に懸命に復旧作業にあたり、不自由なく電気を使えるための維持管理に取り組む電気工事士を紹介するプロモーションビデオを放映し、社会人になった後の仲間同士の繋がりや絆の大切さを訴えた。

 照明の基礎について講話を行った、パナソニック株式会社ライフソリューションズ社宮崎電材営業所の担当者は、国際的な温暖化対策の取り組みや国内の温暖化施策の方向性、光源の歴史、照明のストック市場・成長戦略について説明したほか、LEDが蛍光灯と比べて長寿命で省エネである理由などを分かり易く解説した。

 グループディスカッションでは、学生と青年部員が4つの班に分かれて意見を交換。学生は、講話を聞いて感じたことや電気工事業に対するイメージについて話し、青年部員に給与や休暇等について尋ねたほか、電気設備科を選択した理由について「人の役に立ちたい」「電気で世界を明るくしたい」などと答えた。

 青年部員は、自身が電気工事業に就職したきっかけのほか、資格取得のための支援を会社が行っていること、資格の有無で給与に上乗せがあることなどを説明。現場では他の会社や職種と打ち合わせをする機会があるため、コミュニケーション能力が不可欠であり、会社では本人のやる気が重視されることなどを説明した。

 東児湯電気工事業協同組合青年部の三島部長は、「県内就職を希望する学生が少しずつ増えていると聞く。交流会を通じて電気工事業、そして地元企業の魅力を知ってもらいたい」と話すとともに、「受け入れる側の私たち企業も、彼らのポテンシャルを引き出すための努力をしていかなければならない」と気を引き締めた。