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宮工生が施工技術や機器の役割学ぶ 防災庁舎で見学会

      

▲写真は見学会の模様

 一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は11月13日、県立宮崎工業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を開催した。電気科に通う2年生39人が、災害時の緊急対応や復旧・復興対策の円滑な実施を目的に宮崎県が整備した防災庁舎を訪ね、電気設備の施工技術や各種機器の役割等を学んだ。

 見学会は、防災拠点として必要な機能や人と環境に配慮した施設計画の特徴を学び、電気設備の施工技術や機器の役割等の知識の習得を通じて、電気工事業に対する理解を深め、将来の職業選択の際の参考にしてもらおうと開催したもの。

 開会式で宮崎支部の島田博良支部長は、人が生活をしていくうえで、電気は欠かすことのできないインフラであることを説明。見学会を通じて、電気工事業に対する理解や関心を深め、進路や就職を決定する際の参考にしてもらうとともに、将来、地域の人命や財産を守る尊い仕事の担い手として活躍してもらいたいと話した。

 続いて、宮崎県総務部財産総合管理課防災拠点整備室の中武英俊室長と伊東寛朗主幹が、施設全体の概要などを説明。また、防災庁舎建設に係る電気設備工事を施工した三桜電気工業・電工社・小田電業建設工事共同企業体のうち、三桜電気工業の黒木勝則常務取締役らが庁舎設備や各種機器の特徴などを解説した。

 説明後には、生徒が3つの班に分かれ、電気室や発電機室、危機管理関係の諸機器、地下駐車場などを巡回し、担当者の説明に耳を傾けながら、興味深く見学していた。