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ゼロ災害達成へ安全意識を高揚 国交省延岡が安全大会

      

▲写真は大会の模様

 国土交通省延岡河川国道事務所(甲斐靖志所長)は10月27日、同事務所管内で建設工事や業務委託を請け負う受注者及び発注者を対象とした2020年度の安全大会を開催した。新型コロナウイルス感染防止のため、県内の業者は2会場で聴講し、県外業者はWebを通じて参加。無事故・無災害の達成へ、安全意識の高揚を図った。

 主催者挨拶で甲斐所長は、「建設現場の危険要因をいかに除去・軽減していくかが重要。見える危険はもとより、潜む危険に対しても適切に対処し、全員で力を合わせて労働災害防止に取り組んでいきたい」と述べたほか、働き方改革の推進や職場環境の改善、安全・安心に働ける魅力ある職場づくりに対して、更なる協力を求めた。

 大会では、延岡労働基準監督署の外村哲史安全衛生課長が労働災害防止について、延岡警察署交通課の江上彰交通企画安全係長が交通事故防止について講演。NTTフィールドテクノ宮崎営業所及び九州電力送配電延岡配電事業所の担当者が、通信ケーブルの事故防止や公衆災害等の未然防止について説明した。

 九州地方整備局企画部の掛田信男技術管理課長補佐は、建設現場における事故防止の取り組みについて事例を交えながら解説。旭建設株式会社の丸山久氏が現場で取り組む安全対策事例を紹介したほか、延岡河川国道事務所の安部剛技術副所長(河川)と川内学技術副所長(道路)が、事故防止に関する講話をそれぞれ行った。

 安全宣言を読み上げた日新興業株式会社の佐藤ブライアン氏は、労働災害や公衆災害の防止に努め、事故ゼロを達成するため、全員参加の危険予知活動や新規入場者教育・送り出し教育の徹底、安全パトロールの充実・強化、作業手順書の遵守等に取り組むことを誓った。