宮崎市の株式会社国土開発コンサルタント(志多充吉代表取締役社長)は、2020年度の「安全大会」を開催した。新型コロナウイルス感染症への対応として、今年度は通常開催を取り止め、DVDによる収録型で大会を開催。良質な品質管理に努めつつ、安全意識の維持と徹底を図っていくことを確認した。
大会挨拶で志多社長は、使命感持って仕事に励む社員に感謝の意を示し、「九州に根を張るエンジニア集団として、社会的使命に対して絶大にその役割を果たしていかなくてはならない」と強調。「良質な品質管理に努め、絶対に事故を起こさないという強い決意を持ち、今後も安全意識の維持と徹底を図っていく」と意気込みを語った。
宮崎県議会の丸山裕次郎議長と日高陽一議員が来賓挨拶を行い、本県の道路及び河川整備等に対する同社の多大な尽力、激甚化する自然災害への迅速な対応に感謝するとともに「地域や人命を守る建設関連業として、大いに期待している」とエールを送った。
一般社団法人宮崎県測量設計業協会の西田靖会長は、「コロナ対策で職場に於けるリスク管理の手法が変化する中、安全管理がこれまで以上に求めらる時代。ヒヤリハットを可能な限り見える化し、安全の更なるレベルアップを図り、業界のこれからを盛り上げていこう」と呼び掛けた。
大会では、同社技術部の松永義一氏ら3人が社内事例発表として、ヒヤリハット事例と安全対策に関する発表を行ったほか、工藤労働安全コンサルタントの工藤秀一氏が安全衛生講習を行った。最後に、志多社長が安全宣言を力強く読み上げ、大会を終了した。