日南市は10月29日、公募型プロポーザルで事業者を選定する「飫肥城歴史資料館及び国際交流センター小村記念館展示リニューアル業務」を告示した。展示内容を全面的に見直し、より多くの観光客の幅広いニーズに対応ことで、持続的な集客に繋げる。
当該業務では、両施設の展示リニューアルに係る①基本設計②実施設計③展示物制作設置―を行う。履行期間は2022年3月31日まで。契約は各業務毎に行う。税込の提案上限額は、飫肥城歴史資料館が8650万円、小村記念館が9350万円。
プロポーザルの主な参加資格は、九州管内に本社または支店、営業所を有し、建築士法第23条第1項の規定に基づく建築士事務所の登録を受けている者。また、配置予定技術者として、一級建築士及び学芸員の有資格者を配置できること。
このほか、過去5年間に日本国内の博物館または資料館の常設の展示整備(リニューアルを含む、展示面積250m2以上)を元請けとして受注し、引き渡しが完了した実績を1件以上有することを求める。対象は、国(公社・公団・独立行政法人を含む)、都道府県、市町村が設置した人文系の博物館(美術館を含む)及び資料館とする。
公募スケジュールは、▽質問受付期間=10月29日~11月20日▽回答最終日=11月27日▽参加申込書及び提案書等提出期限=12月7日▽一次審査=12月9日▽二次審査=12月16日▽二次審査結果通知=12月中旬―を予定する。
企画提案書の作成にあたり、11月9日~11月20日に実施する現地説明会で、歴史資料館及び小村記念館の収蔵品、建物及び設備を閲覧することができる。現地説明会は事前予約が必要。希望者は11月6日までに申し込みを行う。
展示リニューアルに係る基本計画や公募要領、仕様書、様式はホームページからダウンロードできる。提出先及び問い合わせ先は、日南市産業経済部観光・スポーツ課観光係(〒887-0005日南市材木町113、電話0987-27-3315)。