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プールPFIは11月9日公告 入札参加資格の随時認定

 宮崎県は、国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会に向けた「県プール整備運営事業」を11月9日に公告する。世界貿易機構(WTO)に基づく政府調達に関する協定の適用を受ける工事等であることから、公告に先立ち、宮崎県の入札参加資格認定を受けていない者を対象に、11月20日まで申請書類を受け付ける。

 大会の主要施設の一つである日本水泳連盟公認のプール施設(国内一般・AA)を、宮崎市錦本町の県有グラウンドに整備する計画。施設は、50mプール、25mプール、トレーニングルーム、多目的スタジオ、関連諸室、駐車場等で構成。仮設を含む観客席数は2500席以上で、延床面積は1万3000m2以上を見込む。

 整備手法はPFI方式で、事業者がプール施設の設計及び建設を行い、完成後に施設の所有権を県に移転した後、15年間にわたって施設の運営・維持管理を行うBTO方式を採用する。税込の事業費は約167億円。事業ではこのほか、敷地内の余剰地(約2万m2)を活用した民間収益施設を一体的に整備する提案を求める。

 事業の公告に先立ち、県の入札参加資格を有していない者を対象に、資格認定の随時受付を行う。建設業者は、認定を希望する業種の経営事項審査(審査基準日=2018年8月1日~19年7月31日)の通知を受けていること。建設関連業者は、資格認定を希望する業務について登録を受けていることなどを要件とする。

 申請書の提出先は県土整備部管理課。郵送での提出を推奨している。入札参加資格を認定した場合は、20年12月上旬までに審査結果を通知する。資格の有効期間は認定日から22年3月31日まで。申請の手引きや様式等はホームページからダウンロードできる。問い合わせ先は同課(電話0985-26-7179)。