▲綾町での作業の模様
東諸地区建設業協会(藤元建二会長)は10月28日、宮崎市高岡町、国富町、綾町の管内3地区で「奉仕活動及び災害調査」を行った。今年8月に予定していた道路愛護デーの一斉清掃活動が中止となったため、時期をずらして行ったもの。当日は、各地区ごとに参加した会員企業の職員が、道路の清掃や河川の点検に汗を流した。
このうち、綾町で行われた奉仕活動と災害調査には、町内に事業所を有する5社から10人が参加。早朝から行われた開始式で、綾町の籾田学町長や建設課長が挨拶し、協会の取り組みに感謝の意を示すとともに、安全第一の作業を呼び掛けた。その後、作業内容を全員で確認し、2つの班に分かれて道路清掃作業を開始した。
道路清掃作業は、綾町内の県道26号宮崎須木線で実施。国富町との町境付近に位置する川久保橋から上畑橋までの区間内に於いて、歩道や車道脇の植え込みに落ちていたゴミを分別しながら丁寧に拾い集めた。また、午後からは町内を流れる8つの河川を対象に、堤防等の調査を行ったほか、付近のゴミ拾いに汗を流した。
当日は、高岡町や国富町でも各町の会員企業が同様の活動を行った。綾町の活動に参加した同協会の許斐泰將副会長は、「道路工事等に伴う交通規制をはじめ、日頃から建設事業に御協力いただいている地域の方々に感謝の気持ちを込めて活動を行っている。綺麗になった道路を安全・安心に利用してもらえれば」と話す。
宮崎県では毎月第1日曜日を道路愛護デーと定め、県民の暮らしを支える道路の愛護運動に取り組んでいる。国土交通省が道路ふれあい月間と定める8月には、建設業をはじめとする関連団体の協力のもと、各地で一斉活動を行っているが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一斉での活動を中止していた。