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サンコーコンサルタントが落札 山下橋予備設計見直し

 宮崎県宮崎土木事務所は10月23日、指名競争で「県道学園木花台本郷北方線山下工区橋梁予備設計業務」の入札を執行し、サンコーコンサルタントが1884万5000円で落札した。工区内に架設する山下橋(仮称)の予備設計の見直しを行う。予定価格は2353万4000円、最低制限価格は1883万8013円だった(金額は税抜)。

 学園木花台本郷北方線は、宮崎学園都市の中心部と国道220号南バイパスを結ぶ約4.5㎞の路線。清武川周辺の山下工区が唯一の未整備区間となっており、山下工区の開通に伴い、災害時の救助・救援ルートの確保や周辺の渋滞緩和が期待される。整備延長は約1.2㎞(2車線・両側歩道)で、全体事業費は約40億円を見込む。

 区間内に整備する山下橋は14年度に予備設計が完了しているが、自転車専用通行帯を設けるにあたり、幅員構成の見直しが必要となった。また、道路橋示方書・解説の改定で、下部工の塑性化に関する検討が必要となったため、既存の予備設計業務報告書を参考として設計業務の見直しを行う。期間は2021年3月25日まで。

 予備設計段階の橋梁概要は、橋長395m、有効幅員14mの鋼7径間連続非合成箱桁橋。下部工は、橋台が逆T式、橋脚が張出し式。基礎工はA1橋台とP1橋脚が直接基礎、A2橋台とP2~P6橋脚が場所打ち杭。設計荷重はB活荷重。

 当該業務では、橋梁形式比較案3案について、構造特性や施工性、経済性、維持管理、環境との整合など総合的なの観点から技術的検討を行い、それぞれに対して一般図を作成する。設計業務の成果として、設計業務成果概要書・設計計算書等・設計図面・数量計算書・概算工事費・施工計画書・現地踏査結果等をとりまとめる。