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新富スマートICの事業化 河野知事と小嶋町長が談話

 国土交通省が西日本高速道路株式会社に対して、東九州自動車道・新富スマートインターチェンジ(仮称)の新設に対する事業許可を行ったことを受けて、宮崎県の河野俊嗣知事と新富町の小嶋崇嗣町長は、それぞれコメントを発表した。

 河野知事は「住民生活の利便性向上や地域産業の活性化が図られるとともに、防災機能の向上や観光振興などに繋がるものと期待している」とコメントし、西日本高速道路や新富町と連携を図りながら、早期整備に全力で取り組む考えを示した。

 一方、小嶋町長は「町への新たな玄関ができることとなり、物流の効率化はもとより周辺開発の促進などを通じて、地域経済の活性化やまちづくり機能強化に繋がっていくことを期待している」とコメント。

 合わせて、「第1次緊急輸送道路と航空自衛隊新田原基地との連携により、災害発生時の迅速な救援・救助活動が可能となるなど、東九州道を活用した多面的かつ広域的な整備効果が期待される」とコメントした。

 新富スマートIC(仮称)は、東九州自動車道の高鍋IC~西都IC間に整備する。接続形式は本線直結型(全方向)で、運用形態は全車種24時間。今年度は事業費450万円を計上し、現地の測量等を行う。事業主体は西日本高速道路。

 スマートICの整備により、施工中のサッカースタジアムや交流促進施設までのアクセス性が向上し、地域活性化が期待される。また、地域物流の効率化による地域農業の集積や大規模化等が促進され、地域農業の収益性の向上も見込まれる。

 このほか、小丸川や一ツ瀬川が洪水・浸水の影響を受けて通行不能となった場合、大規模災害時の集積拠点となり得る航空自衛隊新田原基地へのアクセスルートが確保され、迅速な救援及び救助・復旧活動への支援に貢献する。