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本庄橋撤去工着手で安全祈願祭 藤元建設と旭道路

      

▲写真は安全祈願祭の模様、手前が撤去する旧本庄橋

 株式会社藤元建設(藤元建二代表取締役)と旭道路株式会社(井上修代表取締役)は、10月26日に「県道高鍋高岡線本庄橋工区旧橋撤去工事」の安全祈願祭を現地で執り行った。施工を担当する両社のほか、発注者である宮崎県高岡土木事務所の関係者が出席し、神事を通じて無事故・無災害の工期内完工を全員で願った。

 県道高鍋高岡線は、高鍋町を起点とし、西都市や国富町を経由して宮崎市に至る路線。本庄橋工区(延長0.9㎞)では、経年に伴い主要部材の老朽化が進み、狭隘で大型車の離合が困難な状況にあった本庄橋(1958年竣工)を架け替えるとともに、前後の交差点を含む取付道路を一体的に整備する。概算事業費は約33億円。

 9月19日には、架替工事が完了していた新たな本庄橋の供用を開始。新橋の概要は、橋長224m、幅員14.5m、上部工がPC4径間連続箱桁橋、下部工が逆T式橋台2基と逆T式橋脚3基。両側に歩道を備え、歩行者の安全性を大幅に向上させた。また、地元児童が橋名板に揮毫し、国富町にちなんだレリーフも設置した。

 新橋の供用を開始したことを受けて、高岡土木事務所では2020年度から3箇年かけて、旧橋の撤去工事を進める。20年度に実施する上部工の撤去工事は、左岸側(施工延長=約86m)の撤去を藤元建設、右岸側(施工延長=約84m)の撤去を旭道路が担当。21年度~22年度に下部工の撤去工事等を行う予定でいる。

 26日に現地で執り行われた安全祈願祭では、本庄剣柄稲荷神社の神主が祝詞を奏上。出席者を代表して、高岡土木事務所の行田明生所長、藤元建設の藤元勇貴専務取締役、旭道路の井上修社長が玉串を捧げ、無事故・無災害の施工と工期内の完工を祈願した。